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つなぎ目のない唯一のタイヤ
SOYO SEAMLESS TYRE

タイヤは、チューブ、ケーシング、トレッドで構成されています。 ケーシングはチューブを包み込み、チューブの空気圧を抑え込む働きをします。

一般のチューブラータイヤのケーシングは裁断され、縫製により成型されています。 縫い目には大きな力が加わるため、ケーシングが破れないように 折り返して強度を上げています。 この折り返し部分は全体の1/3を占め、タイヤが重くなる要因になっています。 折り返し部分は硬く分厚くなり、縫い目には出っ張りが発生して タイヤの断面は真円にはならないのです。

縫製チューブラー

SOYO SEAMLESS TYREには、
縫い目も折り返し部分も存在しません。

一切つなぎ目がないため、タイヤにかかる応力はケーシング全体で受け止めることができます。そして何より、断面は真円です。これにより、縫製チューブラーでは絶対に得られない秀逸な性能を発揮します。

・路面と常に一定した接地角度が得られ、安定したグリップ力と良好な操舵性がある
・つなぎ目のないケーシングが衝撃を分散吸収して、乗り心地がしなやか
・低い転がり抵抗による滑らかな加速感
・ケーシングの折り返しがないので、軽量
・真円なので、リムへの装着性が良い

シームレス

SOYO SEAMLESS TYREに
国産ラテックスチューブを使う理由。

ラテックスチューブは、空気の透過性を除けばすべての性能に優れています。このチューブを採用したのは、レースで勝つタイヤを作るためです。

1.優れた耐パンク性能

下の画像は、ラテックスチューブとブチルチューブに、先端を丸めた千枚通しを 突き刺したもの。簡単に貫通するブチルチューブに対して、ラテックスチューブは 貫通せず、伸度と強度の高さを表しています。

ラテックスチューブ

2.非常に高い反発弾性

ラテックス素材は反発弾性が非常に高く、変形しても戻る力が強いという 特長があります。走行中にタイヤが変形しても、すぐに元の形状に戻るため、 反発弾性の低いブチルチューブに比べ、しなやかな乗り心地が得られます。

3.重量の大幅な低減が可能

ゴムの厚みは、ブチルチューブの軽量タイプで0.5~0.6mm。ラテックスチューブは 0.35~0.4mmと薄く調整できるため、重量をブチルチューブよりも30~40%低減 することが可能です。

注)ブチルチューブに比べ空気が抜けやすいため、必ず走行前に空気圧を調整する必要があります。

SOYO SEAMLESS TYREを支える
高品質な国産極細撚糸。

タイヤのケーシングには、紳士用コートなどに使われる厳選された 長繊維エジプト綿の極細撚糸を国内加工したコード糸を使用。高品質な綿糸の確保及び加工には、繊維メーカー「ダイワボウ」グループ独自の優れた技術が生かされています。

   
職人による、究極のハンドメイド

糸の送り量も逐一調整

1層目成型

チューブに一定の角度をつけてコード糸を巻きつけ、1層目のケーシングを成型する。重なり部分や糸目を修正する、繊細で根気のいる作業だ。次にラテックス糊、次にゴム糊を塗り乾燥する。

糸目、糊のムラを徹底修正

2層目成型

層目の上に逆の角度で巻きつけ、2層目のケーシングを成型する。 ゴム糊をコーティングした1層目の上に巻くため、修正はさらに難しくなる。性能に影響するため、ほんの少しの 糊ムラや異物も見逃せない。検査後、1層目と同様に糊を塗り乾燥する。

手でひとつひとつ丁寧に

バルブ取り付け

ケーシングを開いてチューブを取り出し、ゴム糊を使ってバルブを取り付け乾燥させる。チューブをケーシング内に戻し、開いたケーシングを修復する。

圧縮・加熱で強度を上げる

トレッド加硫

リング状に繋ぎ合わせたゴム原料を加硫機に入れトレッドを成型する。その後、手作業でサイドのバリを取り、接着面は研磨を行う。

経験と慎重さが必要

トレッド貼り付け

不要な応力を残さないよう、 ケーシングに空気を入れた状態でトレッドを接着する。その際、センターに偏りが出ないよう 細心の注意を払う。糊は乾く直前が最も強度が高くなるため 貼るタイミングの見極めが重要となる。

高品質をそのままお届け

完成した製品は、布製カバーや専用段ボールを使い、円形のまま発送されます。

生産数は、1人あたり1日わずか3本強。気温や湿度により変わる素材のコンディションの見極めなど独自のノウハウと徹底した品質管理により、高性能のシームレスタイヤを作り続けている。